若者のディズニー離れはなぜ【理由7選】高いだけじゃなくポリコレ傾倒による映画不信も影響

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若者のディズニー離れはなぜ【理由7選】高いだけじゃなくポリコレ傾倒による映画不信も影響

ここ数年、若者を中心に「ディズニー離れ」が進んでいるという声が広がっています。かつては家族や友人との思い出作りの場として人気を集めていたディズニーランドやシー、またディズニー映画も、最近ではその魅力が薄れ、来園者や視聴者の減少が見られます。この現象の背後には、価格の高騰やエンターテインメント性の低下、さらには社会的メッセージを強調しすぎたコンテンツ作りなど、複数の要因が絡んでいると考えられます。この記事では、若者のディズニー離れが進む理由を7つに絞って詳しく解説します。

ウォルト・ディズニー・カンパニー – Wikipedia↗

記事のポイント

  • ディズニー全体の経営不安定さが若者離れを加速。
  • 「Disney+」の失速によるブランド力の低下。
  • ポリコレ重視による映画のエンタメ性の低下が批判に。
  • 東京ディズニーリゾートの入園料や飲食費の高騰が負担に。
  • パレードやショーの減少で、来園者の満足度が低下。
  1. 若者のディズニー離れはなぜ?理由は価格高騰にポリコレ傾聴?
    1. 日本だけじゃないディズニー全体の問題
      1. ディズニー本体の経営の不安定さ
      2. 「Disney+」失速も影響
      3. ディズニー映画離れが起こっている
      4. ポリコレ影響による作品設定の不自然さが目立つようになってきた
    2. ディズニーランド・シーにおける価格高騰などの変化
      1. 入園料・チケットの高騰
      2. パーク内の飲食店価格の高騰
      3. パレードとショーの開催数が減ってしまった
  2. 若者のディズニー離れはなぜ?理由に上がった課題は解消する?
    1. 米ディズニーのアイガーCEOはポリコレ傾倒とも言われるメッセージ性への偏りを認める
    2. 今後はエンターテイメント性重視への舵取り変更を示唆
      1. 個人的にはまずスターウォーズがポリコレでひどくなったのをなんとかしてほしい
    3. 日本国内におけるディズニーランド・シーでの価格高騰解消は難しそう
    4. 総括: 若者のディズニー離れはなぜ【理由7選】高いだけじゃなくポリコレ傾倒による映画不信も影響についての本記事ポイント
      1. 1. ディズニー全体の経営不安定
      2. 2. 「Disney+」の失速
      3. 3. 映画の質の低下とポリコレ傾倒
      4. 4. ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)による作品設定の不自然さ
      5. 5. 東京ディズニーリゾートの入園料・チケットの高騰
      6. 6. パーク内の飲食物の価格上昇
      7. 7. パレードやショーの減少
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若者のディズニー離れはなぜ?理由は価格高騰にポリコレ傾聴?

若者のディズニー離れはなぜ【理由7選】高いだけじゃなくポリコレ傾倒による映画不信も影響

日本だけじゃないディズニー全体の問題

ディズニー本体の経営の不安定さ

ウォルト・ディズニー・カンパニーの経営は、近年の多様な要因により不安定な状態が続いています。2023年には、同社は4億6000万ドルの赤字を計上しており、これが経営不安の大きな要因となっています。この赤字の背景には、映画事業やテーマパークの収益の低迷、さらには動画配信サービス「Disney+」の不調が挙げられます。特に動画配信サービスは、かつてNetflixに迫る勢いを見せていたものの、ここ数年は成長が鈍化し、収益面での大きな打撃を受けています。2022年末には急成長を支えたコンテンツ投資や広告費が重荷となり、Disney+単体で年間40億ドル(約5714億円)の損失が発生しました。

さらに、長年にわたりディズニーを支えてきた「ブランド力」も揺らいでいます。ディズニーの強みはテーマパークや映画、そしてESPNなどのメディア部門を持つ多角的な事業展開ですが、最近では映画部門の不振が目立ち、経営に大きな不安をもたらしています。特に、「アナと雪の女王2」以降、ヒット作が出ておらず、映画市場における影響力が減少しているのです。

「Disney+」失速も影響

ディズニーの動画配信サービス「Disney+」は、当初はNetflixと競い合う存在として期待されていました。コロナ禍の影響もあり、サービス開始当初は急激に会員数を伸ばし、一時は世界的に約2.35億人のサブスクリプション契約を達成しました。しかし、2022年後半から状況が一転し、急激なコンテンツ投資や広告費の高騰により、巨額の損失が発生。この影響で、ディズニーは事業構造の再編を余儀なくされ、従業員の大規模レイオフを実施する事態に至りました。

さらに、Disney+の成長の鈍化はディズニーの財務状況にも大きな影響を与えています。サービスの一部コンテンツの削除に伴う減損費用が、会社全体の収益にも悪影響を及ぼし、成長期待が後退しました。これは、ディズニーの経営全体における不安定要素の一つであり、今後の経営方針に大きな課題を残しています。

ディズニー映画離れが起こっている

映画事業もまた、ディズニーにとって大きな打撃を受けている分野です。かつては「アナと雪の女王」や「リトル・マーメイド」など、数々のヒット作を世に送り出してきたディズニーですが、近年はヒット作に恵まれず、映画市場での存在感が薄れつつあります。2023年に公開された「リトル・マーメイド」のリメイク版は、期待されたほどの興行成績を収められず、日本市場では特に低迷しました。これはディズニー映画離れの象徴的な事例であり、多くの観客がディズニー映画に対する関心を失いつつあることを示しています。

ディズニー映画の興行収入が落ち込む背景には、コンテンツの質に対する不満もあります。2020年代以降、ディズニー映画は多様性や社会的メッセージを重視する傾向が強まりましたが、これが観客層からの批判を招いています。特に、物語の面白さやエンターテイメント性が後回しにされ、メッセージ性ばかりが強調されるようになったことで、映画ファンの間で不満が高まっているのです。

ポリコレ影響による作品設定の不自然さが目立つようになってきた

近年のディズニー作品において、特に批判されているのが「ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)」に基づくキャラクターやストーリー設定の不自然さです。ディズニーは、多様性を重視したキャスティングやストーリーテリングを積極的に進めていますが、これが逆に観客の共感を得られない原因となっています。例えば、2023年に公開された「リトル・マーメイド」では、主人公アリエルが黒人として描かれましたが、このキャスティングが議論を呼びました。

ポリコレに基づくキャスティングやストーリー展開は、確かに社会的なメッセージを強く打ち出すものの、一部の観客には「押しつけがましい」と感じられることも多くなっています。特に、日本の観客層はこうしたメッセージに対して批判的であり、興行成績が振るわない原因の一つとなっています。また、従来のディズニーファンからも、「ディズニーらしさが失われた」との声が多く聞かれ、エンターテイメント性よりもメッセージ性を優先する姿勢が作品の魅力を損なっているとされています。

ディズニーランド・シーにおける価格高騰などの変化

入園料・チケットの高騰

東京ディズニーランドやディズニーシーの入園料は、ここ数年で急激に上昇しています。2004年には大人料金のワンデーパスポートが5500円だったのに対し、2024年には最も高い日で1万900円まで値上がりしました。これは、日本国内のテーマパーク業界全体においても特筆すべき価格上昇であり、多くの若者がディズニーランドやディズニーシーに足を運ぶのをためらう原因となっています。

さらに、2020年9月に年間パスポートが廃止されたことも、若者層のディズニー離れを加速させました。以前は、頻繁に訪れることができたため、リピーター層が多かったものの、現在では価格が障壁となり、若年層の来園が減少しています。このようなチケットの高騰は、特に収入が限られている若者層にとって大きな負担となり、来園者層の変化を引き起こしているのです。

パーク内の飲食店価格の高騰

入園料の高騰に加えて、パーク内での飲食費も年々上昇しています。ディズニーランドやシー内での食事や飲み物の価格が上昇していることに対しても、来園者からは不満の声が多く聞かれます。特に、ファミリー層にとっては、家族全員分の食事やお土産などの費用が大きな負担となっており、結果として訪問回数を減らす原因となっています。

パーク内の物価高は、全体的な運営コストの増加や観光業界全体のインフレの影響も一因となっていますが、それでも多くの来園者にとってはディズニーの「夢の国」で過ごす体験が徐々に手の届かないものとなりつつあります。このように、パーク内での消費活動が若年層やファミリー層にとって負担が増していることは、ディズニー離れの要因の一つです。

パレードとショーの開催数が減ってしまった

さらに、ディズニーランドやディズニーシーでは、パレードやショーの開催数が減少していることも、来園者にとって大きな不満の一因となっています。かつては1日に何度も開催されていたパレードやショーが、コロナ禍を経て大幅に削減されました。この減少により、来園者が楽しみにしていたアトラクションの一部が失われたことが、パークの魅力を大きく損なっています。

パレードやショーは、ディズニーならではの魔法の瞬間を提供する重要な要素ですが、それらが少なくなったことで、来園者は以前ほどの感動を得られなくなっているのです。これもまた、ディズニー離れを引き起こす要因の一つとなっています。

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若者のディズニー離れはなぜ?理由に上がった課題は解消する?

若者のディズニー離れはなぜ【理由7選】高いだけじゃなくポリコレ傾倒による映画不信も影響

米ディズニーのアイガーCEOはポリコレ傾倒とも言われるメッセージ性への偏りを認める

ディズニーの現CEOであるボブ・アイガーは、2023年のイベント「DealBook Summit」において、近年のディズニー作品が「メッセージ性に偏り過ぎていた」と認める発言をしました。この問題は、いわゆる「ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)」に関連しており、ディズニーが社会問題や多様性に強く傾倒しているとして、一部の観客からは批判されていました。

アイガーは、こうしたメッセージ性がエンターテインメントの楽しさを上回り、「クリエイターが自分たちの目的を見失っていた」とも語っています。ディズニーは長い歴史の中で、エンターテインメントを通じて社会的メッセージを発信してきましたが、近年ではそのバランスが崩れたと感じる観客も増えていたのです。

特に、ディズニー映画では多様性やジェンダーの問題が強調されることが多く、例えば「リトル・マーメイド」では主人公のキャスティングが黒人女性となったことに対して賛否が分かれました。アイガー自身もこのような論争を意識し、エンターテインメントの本質に立ち返る必要性を強調していましたが、これに対して「単なるリップサービス」と批判する声も一部では聞かれています。アイガーがこの発言をした背景には、ディズニーの多くの作品が興行的に振るわないことが影響しています。

今後はエンターテイメント性重視への舵取り変更を示唆

アイガーCEOは、ポリコレに傾倒したメッセージ性から、再びエンターテインメント性を重視した方向へ舵を切る考えを示唆しています。彼は、「エンターテインメントこそがディズニーの根幹であり、メッセージ性ではない」と明言しており、今後のディズニー作品では、観客を楽しませることが最優先されるとしています。

この動きは、映画部門だけでなく、ディズニー全体のブランドイメージにも大きく影響するでしょう。エンターテインメント性に重きを置くことで、これまでのような作品への批判を和らげ、より幅広い観客層にアピールすることを目指しています。

特に、映画「ブラックパンサー」のように、メッセージ性を持ちながらもエンターテインメント性を兼ね備えた作品が成功例として挙げられ、今後のディズニー作品もこのようなバランスを模索していくと考えられます。

個人的にはまずスターウォーズがポリコレでひどくなったのをなんとかしてほしい

「スターウォーズ」シリーズも、近年はポリコレの影響を強く受けてきました。特に新たな三部作では、女性キャラクターの強調や、多様性を意識したキャスティングが行われたことがファンの間で大きな論争を引き起こしました。この中で、ジョージ・ルーカスが関与していない「ディズニー版スターウォーズ」に対して、従来のファン層からの不満が高まっています。

アイガーCEOは今後、こうした批判に応える形で「スターウォーズ」シリーズの改革に取り組む必要があるでしょう。ポリコレの影響を受けつつも、エンターテインメントとしての魅力を取り戻すことが、今後のディズニー作品に求められる課題の一つです。

日本国内におけるディズニーランド・シーでの価格高騰解消は難しそう

一方で、東京ディズニーランドやディズニーシーにおける価格高騰の問題については、解消が難しいと考えられます。近年、東京ディズニーリゾートのチケット価格は大幅に上昇し、2024年には1日入園の大人料金が1万900円に達することが予想されています。この価格上昇は、運営コストの増加や施設の拡張による投資を反映しており、今後もさらに上昇する可能性があります。

特に若者層にとっては、この価格は大きな負担となっており、「年間パスポート」の廃止も相まって、リピーターが減少する要因となっています。以前は、年間パスポートを持つことで頻繁に訪れることができた若者層も、今では来園のハードルが高くなり、結果として「若者のディズニー離れ」が進んでいるのです。

また、飲食や物販の価格も同様に高騰しており、来園者の消費行動に大きな影響を与えています。これにより、特に学生や若いカップルにとって、ディズニーリゾートでの滞在が「特別な一日」という認識から「高価な娯楽」へと変わりつつあります。価格の問題が解消されない限り、若者層がディズニーリゾートを選ばない傾向は続くでしょう。

ディズニーとしては、収益性を維持しつつ、どのようにして若者層を再び惹きつけるかが今後の大きな課題となるでしょう。

総括: 若者のディズニー離れはなぜ【理由7選】高いだけじゃなくポリコレ傾倒による映画不信も影響についての本記事ポイント

この記事では、若者を中心に広がっている「ディズニー離れ」の現象について、複数の視点から考察してきました。以下に、記事で取り上げた7つの主要な理由をまとめて紹介します。

1. ディズニー全体の経営不安定

  • 近年のディズニーは映画事業や動画配信サービス「Disney+」の不振により、収益が低迷し経営が不安定な状況です。
  • 大規模な赤字や従業員のレイオフなどが、企業としての信頼に影響しています。

2. 「Disney+」の失速

  • 動画配信サービス「Disney+」は、一時的に成長を遂げましたが、急激なコンテンツ投資と広告費の増加により収益が悪化しました。
  • この影響で、視聴者数の伸びが鈍化し、事業としての持続可能性が疑問視されています。

3. 映画の質の低下とポリコレ傾倒

  • 近年のディズニー映画は、社会的メッセージを強調しすぎた結果、エンターテインメント性が犠牲になっているとの批判があります。
  • 特に多様性やジェンダーに配慮したキャスティングや設定が、従来のファン層から反発を招いています。

4. ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)による作品設定の不自然さ

  • 「リトル・マーメイド」などのリメイク版では、ポリコレの影響で不自然なキャスティングが行われ、これが観客の共感を得られない一因となっています。
  • メッセージ性が過剰に押し出され、物語の面白さが損なわれているとの指摘があります。

5. 東京ディズニーリゾートの入園料・チケットの高騰

  • 東京ディズニーランドおよびディズニーシーの入園料は過去数年で急激に上昇し、若年層にとって負担が増しています。
  • 特に2024年には、チケット価格が1万円を超えるなど、若者層が頻繁に訪れるのが難しい状況となっています。

6. パーク内の飲食物の価格上昇

  • パーク内での飲食物やお土産の価格も上昇しており、全体のコストが増加しています。
  • これにより、ファミリー層や若いカップルがディズニーリゾートでの滞在を敬遠するようになっています。

7. パレードやショーの減少

  • コロナ禍を経て、パレードやショーの開催数が減少し、ディズニー特有の「魔法の瞬間」が少なくなっています。
  • これにより、来園者がディズニーの魅力を感じにくくなっていることが、リピーターの減少に繋がっています。

これら7つの理由が相まって、若者を中心とする「ディズニー離れ」が進行しています。特に、ポリコレに基づく作品作りや、価格の高騰がディズニーの魅力を低下させていると言えます。今後は、エンターテインメント性の回復や価格政策の見直しが、ディズニーのブランド再生に向けた重要なポイントとなるでしょう。

この記事を書いた人
mochan

自動車業界で20年以上、営業・査定士・マネジメントを経験。ブログ歴は15年。話題のニュースや芸能ネタ、社会の“ちょっと気になる話題”を丁寧に調べてわかりやすく発信しています。

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