カーリング女子日本代表クラスのスキップとして長年活躍し、現在は一児の母、いわゆる「ママさんアスリート」としても注目を集める吉村紗也香選手。「そういえば吉村選手ってどこの大学だったの？」「学部は何を専攻していたの？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は彼女、地元の北海道にある札幌国際大学（SIU）の出身なんです。ただ、ネットで名前を検索すると同姓同名の研究者の方が出てきたりして、ちょっと情報が混在してしまっていますよね。
この記事では、吉村選手の大学時代に打ち立てた伝説的な実績や、学部の専攻に関する考察、そして気になる結婚や現在の活動について、私なりに調べた情報を整理してお届けします。「大学時代から凄かったんだな」と納得できる内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
記事のポイント
吉村紗也香の大学や学歴を徹底調査
まずは、多くの人が一番気になっている吉村紗也香選手の学歴について、詳しく見ていきたいと思います。高校時代からすでにトップレベルで戦っていた彼女が、どのような考えで進路を選んだのか、その背景も含めて整理しました。
出身高校は常呂高校
吉村紗也香選手の出身高校は、カーリングファンの間では聖地としても知られる北海道北見市の北海道常呂（ところ）高等学校です。
常呂町といえば、これまで数多くのオリンピック選手を輩出しているカーリングの町ですよね。彼女もこの素晴らしい環境で育ち、高校時代からすでにその才能を遺憾なく発揮していました。
幼馴染と結成した「チーム常呂」の絆
驚くべきことに、彼女が率いていたチームは高校生になってから結成されたものではありません。なんと小学校4年生の時からの幼馴染を中心としたメンバーで構成されていたんです。
長い時間を共有し、お互いの性格やプレーの癖を知り尽くしたチームの結束力は抜群でした。高校生ながら日本カーリング選手権などの一般の大会でも好成績を残し、「常呂に天才少女たちがいる」と話題になっていたのを記憶している方もいるかもしれません。
ここがポイント 多くの選手が高校卒業と同時にチームを解散・再編する中、吉村選手たちは「このメンバーで世界を目指す」という強い意志を持っていました。
高校卒業後の進路として、多くの有力選手が企業の支援を受ける実業団チームへ進む中、彼女はあえて「大学進学」という道を選びました。これには、大学でもカーリングを続け、将来的に五輪出場を目指せるチームを作るという、彼女なりの戦略があったそうです。
出身大学は札幌国際大学と判明
高校卒業後、吉村選手が進学したのは札幌市清田区にある札幌国際大学（SIU）です。在籍期間は2010年4月から2014年3月までの4年間となります。
彼女がこの大学を選んだ背景には、学業と競技の両立はもちろんですが、何より「世界を目指すための環境」が整っていたことが大きいでしょう。大学側も彼女たちの活動をサポートし、カーリング部は大学の強化指定部として扱われていたようです。
実際、彼女の大学時代は日本ジュニアカーリング界の歴史を次々と塗り替えるような快挙の連続でした。まさに「黄金世代」と呼ぶにふさわしい4年間だったと言えます。
卒業後も続く母校との絆
卒業から時間が経った現在も、大学側は彼女を「本学OG」として熱心に応援し続けています。大学の公式サイトやニュースリリースでも彼女の活躍が度々取り上げられており、良い関係が続いていることがうかがえます。
参考情報 大学の公式サイトでは、OGである吉村選手の活躍を紹介する特集記事などが掲載されています。 （出典：札幌国際大学公式サイト「氷上の挑戦者・吉村紗也香（本学OG）さんの未来への一投」）
学部はどこ？心理や保育系か考察
さて、ここで個人的にも非常に気になったのが「学部や学科はどこだったのか？」という点です。公式プロフィールやインタビュー記事をくまなく探してみましたが、残念ながら明確な学部名は公表されていないようでした。
ただ、調べていく中でいくつか気になる情報がありました。ネット上の一部情報やファンの間では「保育士資格」を持っているのではないか、という話が見受けられます。もしこれが事実だとすれば、札幌国際大学には保育や心理を学べる学部・学科が存在するため、そういった分野を専攻していた可能性が高いと考えられます。
札幌国際大学で取得可能な関連資格（例）
| 人文学部 心理学科 | 認定心理士、公認心理師（受験資格）など |
|---|---|
| 人文学部 子ども心理学科 | 保育士、幼稚園教諭一種免許状など |
| スポーツ人間学部 | 中学校・高等学校教諭一種免許状（保健体育）など |
もちろん、これはあくまで推測の域を出ませんが、カーリングは「氷上のチェス」とも呼ばれるほどメンタルコントロールやチームビルディングが重要なスポーツです。心理学や教育系の学びは、スキップとしてチームをまとめる彼女の能力に、プラスに働いているのかもしれませんね。
吉村紗也香と大学の研究者は別人
ここで一つ、検索して情報を探す際に絶対に注意したい点があります。 「吉村紗也香 大学」と検索すると、日本大学文理学部の助手の方（同姓同名）がヒットすることがあるんです。
注意：同姓同名の別人です 検索結果に出てくる「日本大学の研究者（社会学博士）」の方は、カーリングの吉村紗也香選手とは全くの別人です。
お二人とも「吉村紗也香」さんで、それぞれの分野で活躍されている素晴らしい方ですが、カーリング選手の情報を探している場合は混同しないように気をつけましょう。
- カーリング選手：札幌国際大学出身（北海道）
- 社会学の研究者：日本大学所属（東京）
このように区別して覚えておくと間違いないですね。
大学時代のカーリング実績も凄い
吉村選手の札幌国際大学時代は、まさに無双状態とも言える実績を残しています。特に凄かったのは、実業団チームを含めた国内トップレベルの中でも互角以上に渡り合っていたことです。
主な実績をまとめてみました。
- 日本ジュニアカーリング選手権 3連覇（2010年～2012年）
- 世界ジュニアカーリング選手権 銅メダル（2013年・ソチ大会）
- ユニバーシアード冬季大会 出場（2011年4位、2013年7位）
- 日本カーリング選手権 3位（2013年）※シニアの大会
歴史を変えた世界ジュニア銅メダル
中でも特筆すべきは、2013年にロシアのソチで開催された世界ジュニアカーリング選手権での銅メダル獲得です。これは日本のジュニアカーリング史上でも極めて貴重な成果であり、彼女の国際的な評価を一気に高める結果となりました。
また、一般のトップチームが出場する日本選手権でも、大学生チームとして表彰台（3位）に上っています。学生チームが実業団の強豪を破って上位に食い込む姿は、当時のカーリングファンに大きな衝撃と希望を与えました。
吉村紗也香の大学卒業後の現在と結婚
大学卒業後、プロのアスリートとして新たなステージに進んだ吉村選手。ここでは、現在の所属チームや気になるプライベートな話題、そしてママさんアスリートとしての活躍について深掘りしていきます。
大学卒業後にフォルティウス入団
2014年3月、大学を卒業した吉村選手は北海道銀行フォルティウス（現在のチーム名は「フォルティウス」）に入団しました。
当時のインタビューでは、「4年後の平昌オリンピックを目指すため」と語っており、明確な目標を持ってプロの世界へ飛び込んだことがわかります。入団のタイミングは、ちょうど現在ロコ・ソラーレで活躍する吉田知那美選手が退団した時期と重なっており、チームの新たな核（スキップ）として大きな期待を背負っての加入でした。
同世代のライバルである藤澤五月選手（中部電力→ロコ・ソラーレ）や鈴木夕湖選手らが、高校卒業後すぐに実業団や大学（北見工業大）で強化を進める中、吉村選手は「大学でチームの基盤を作り、実績を残してから実業団へ」という独自のキャリアパスを歩んできました。この選択が、彼女の芯の強さを物語っているように感じます。
吉村紗也香の結婚相手や旦那は？
プライベートな話題になりますが、吉村選手は2020年5月に結婚を発表されています。
気になるお相手については「一般男性」とのことで、名前や職業、顔写真などの詳細な情報は一切公開されていません。アスリートとして第一線で活躍し、遠征も多い彼女を支える旦那様ですから、きっと包容力のある素敵な方なんじゃないかなと勝手に想像しています。
結婚発表時のコメントもとても幸せそうで、ファンとしても温かい気持ちになったのを覚えています。結婚後も旧姓の「吉村」で活動を続けており、公私ともに充実していることが、近年のプレーの安定感にも繋がっているのかもしれません。
子供を出産し競技に復帰した現在
そして、さらに嬉しいニュースがありました。吉村選手は2023年12月14日に第一子となる男の子を出産されています。
産休のため一時競技を離れていましたが、その復帰劇がまた凄かったんです。出産から約1年後のシーズンで見事に氷上へ戻り、なんと2025年2月の日本カーリング選手権では優勝を果たしています。
ママさんアスリートとしての強さ 出産を経て、身体的な変化やトレーニング時間の制約など様々なハードルがあったはずです。しかし、精神的にもさらに強くなった吉村選手。「母として、アスリートとして」新たなステージで輝く姿は、多くの人に勇気を与えています。
子育てとトップアスリートの両立は、私の想像を絶する大変さがあると思いますが、それを微塵も感じさせない正確なショットには本当に感動します。「ママになっても強い」を体現する姿は本当にかっこいいですね。
吉村紗也香の身長などのプロフ
最後に、改めて吉村紗也香選手の基本的なプロフィールをまとめておきます。
| 氏名 | 吉村 紗也香（よしむら さやか） |
|---|---|
| 生年月日 | 1992年1月30日 |
| 出身地 | 北海道北見市常呂町 |
| 身長 | 162cm |
| ポジション | スキップ（Fourth） |
| 所属 | フォルティウス（株式会社PASSPORT） |
身長は162cmと、日本人女性の平均より少し高いくらいでしょうか。しかし、試合中に見せる鋭い眼光や、チームを鼓舞するリーダーシップを見ていると、数字以上に大きな存在感を放っているように感じます。
吉村紗也香の大学と経歴のまとめ
今回は、カーリングの吉村紗也香選手の大学や経歴について調査しました。
彼女のキャリアを振り返ると、札幌国際大学時代に培った経験や実績が、現在の活躍の大きな土台になっていることがよくわかります。ジュニア時代の世界銅メダル、そしてママさんアスリートとしての日本選手権優勝と、常に進化を続ける彼女の姿からは目が離せません。
2026年のミラノ・コルティナ五輪に向けて、母校・札幌国際大学の誇りを胸に戦う吉村選手を、これからも全力で応援していきたいと思います！
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