
外出先のカフェでPCを開いて「さあ作業しよう!」と思ったのに、テザリングが遅くてページが全然開かない…。大事なオンライン会議中にプツッと接続が切れてしまった…。あなたもこんなイライラする経験、ありませんか?
テザリングは、Wi-Fiがない場所でもスマホの電波を使ってネットができる本当に便利な機能です。でも、ちょっとした設定や環境のせいで「速度が遅い」「すぐに接続が切れる」といった問題が起きやすいのも事実なんですよね。
この記事では、iPhoneやAndroidスマホ、さらにはPS4でのテザリングを少しでも早く、そして安定させるための具体的な方法を詳しく解説していきます。
「今すぐこの遅い通信をなんとかしたい!」というあなたの悩みを解決するヒントをたっぷり詰め込んだので、ぜひ上から順番に試してみてくださいね。
参考:アップルサポートサイト
https://support.apple.com/ja-jp/111785
記事のポイント
iPhoneのテザリングを早くする方法

iPhoneでテザリングするには?
まずは基本のおさらいから。iPhoneでテザリングを利用するには、設定アプリから少し操作するだけでOKです。「設定」アプリを開いて、「モバイル通信」もしくは「インターネット共有」をタップします。
そこで「ほかの人の接続を許可」をオンにするだけで、あなたのiPhoneがWi-Fiルーター(ホットスポット)の代わりになってくれます。これで、PCやタブレットなどをネットに繋ぐことができますよ。
ちなみに、iPhoneのテザリングには「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3つの接続方法があります。それぞれの繋ぎ方を簡単にまとめておきますね。
Wi-Fiテザリング(一番よく使う方法)
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」または「インターネット共有」を選択
- 「ほかの人の接続を許可」をオンにする
- 画面に表示されるWi-Fiパスワードを確認し、接続したいデバイス(PCなど)に入力する
Bluetoothテザリング(バッテリー消費を抑えたい時向け)
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」または「インターネット共有」を選択
- 「ほかの人の接続を許可」をオンにする
- 接続したいデバイスのBluetooth設定を開き、iPhoneとペアリングする
USBテザリング(一番速度が安定して早い方法)
- iPhoneとパソコンを充電ケーブルでカチッと接続
- iPhoneの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と出たら「信頼」をタップ
- パソコンのネットワーク設定で、新しい接続先としてiPhoneを選んで接続
iPhoneのテザリングが遅い・低速状態を解消するには?
「繋がったはいいけど、通信が遅すぎてイライラする…」という時は、以下の方法を上から順番に試してみてください。ちょっとした設定変更で、劇的に早くなることも多いですよ。
デバイス同士をしっかり近づける
基本中の基本ですが、iPhoneとPCが離れすぎているとWi-Fiの電波が弱くなってしまいます。カバンの中にiPhoneを入れたままにせず、机の上など障害物がない場所に置いてみてください。
「互換性を優先」をオフにする
iPhone 12以降のモデルを使っているなら要チェックです。設定の「インターネット共有」の中にある「互換性を優先」というスイッチ。これがオンだと少し古い規格(2.4GHz帯)で通信するため速度が落ちます。ここをオフにすると、より速い規格(5GHz帯)が使えるようになってスピードアップが期待できます。
電波状況の良い場所に移動する
iPhoneの画面右上にあるアンテナのマーク(電波バー)が3本以下の時は、そもそも大元の電波が悪いです。窓際に移動するだけでも速度が改善することがよくあります。
裏で動いている不要なアプリを閉じる
バックグラウンドでたくさんのアプリが動いていると、iPhoneの処理が追いつかなくなります。使っていないアプリをスワイプして終了させることで、iPhoneのパワーをテザリングに集中させましょう。
USBケーブルで直接繋ぐ(超おすすめ)
もし手元にケーブルがあるなら、Wi-FiではなくUSBケーブルで繋いでみてください。無線より有線の方が圧倒的に通信が安定しますし、速度も出やすくなります。おまけにiPhoneの充電も同時にできるので一石二鳥です。
5Gネットワークを利用する
iPhoneが5G対応で、通信エリア内にいるなら活用しない手はありません。「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」>「音声通話とデータ」から「5Gオン」を選んでみてください。
省データモードをオフにする
iPhoneが勝手に通信量を節約しようとして速度を落としているパターンです。「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」で「省データモード」がオンになっていないか確認し、オフに切り替えましょう。
困った時のiPhone再起動
何をしてもダメなら、一旦iPhoneの電源を切って再起動。スマホもパソコンと同じで、再起動するだけで一時的なネットワークのエラーが直ってサクサク動くようになることがよくあります。
iPhoneのテザリングがすぐ切れる問題を解消するには?
「遅いだけじゃなく、ブチブチ切れる!」という時は、以下の対策が有効かなと思います。
繋ぎすぎに注意!接続可能台数を確認する
iPhoneのテザリングは無制限に繋げるわけではありません。Wi-Fi接続なら最大5台、BluetoothやUSB接続だと1台までです。これを超えると接続が弾かれたり不安定になったりするので、使っていないデバイスのWi-Fiは切りましょう。
ネットワーク設定のリセット
どうしても不安定な時は設定を一度リセットするのも手です。「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」の順に進みます。※これをやると、今まで保存していた自宅のWi-Fiパスワードなども消えてしまうので、そこだけ注意してくださいね。
電波の干渉(ジャミング)を防ぐ
Wi-Fi(特に2.4GHz帯)は、電子レンジやBluetoothイヤホンなどの電波とぶつかって途切れることがあります。周りに電波を発する機器が多いなら、少し離れた場所に移動してみてください。
iOSを最新バージョンにアップデート
古いOSのままだと、テザリング機能にバグが残っていることがあります。時間に余裕がある時に、最新のiOSにアップデートしておくと安定感がアップします。
MacやiPadなら「Instant Hotspot」が便利
もしあなたがApple製品同士(MacとiPhoneなど)を使っているなら、「Instant Hotspot」という機能が自動で働きます。同じApple IDでログインしていれば、いちいちパスワードを入れなくてもスムーズに繋がり、接続も安定しやすいですよ。
iPhoneの置き場所を工夫する
窓際や、少し高い位置にiPhoneを置くだけで電波の掴みが良くなって途切れにくくなることがあります。
不要なデータを消してiPhoneを軽くする
iPhoneのストレージ容量がパンパンだと、システム全体の動きが鈍くなります。不要な写真やアプリを消して空き容量を作ると、テザリングの安定に繋がることがあります。
そもそもテザリングは必要か?メリットとデメリット
ここまで早くする方法を解説してきましたが、そもそも「テザリングって本当に最強の通信手段なの?」と聞かれると、一長一短あるのが正直なところです。
メリットとデメリットを比べて、あなたにとって本当にベストな方法か考えてみましょう。
テザリングのうれしいメリット
- 手軽さが最高:ルーターなどの専用機器を持ち歩かなくても、スマホ一つあればどこでもネット環境が作れます。荷物が減るのは嬉しいですよね。
- フリーWi-Fiより安全:カフェなどの誰でも繋げる無料Wi-Fiは、通信を盗み見られるリスク(セキュリティの不安)があります。自分のスマホ回線を使うテザリングなら、パスワードで守られているので仕事のデータなどを扱う時も安心です。
- 追加の出費がかかりにくい:今契約しているスマホのプランのまま使えることが多いので、わざわざ別でポケットWi-Fiなどを契約しなくて済むことが多いです。
テザリングのちょっと痛いデメリット
- どうしても速度が落ちやすい:スマホ自体でネットを見るのとは違い、スマホを経由してPCに電波を飛ばすため、どうしても速度のロスが生まれます。重いファイルの送受信には向きません。
- バッテリーがゴリゴリ減る:これが一番の悩みどころ。テザリング中はスマホが全力で電波の送受信をするため、本体が熱くなり、バッテリーが驚くほど早く減ります。モバイルバッテリーは必須アイテムです。
- スマホの「ギガ」を一気に消費する:PCでネットを見ると、スマホ版のサイトよりデータ容量が大きいため、あっという間に通信量を消費します。気づいたらスマホが月末まで速度制限に…なんて失敗もよくあります。
テザリングが活躍するシチュエーション
結論として、テザリングは「出張先のホテルでちょっとメールを返したい時」や「災害時などWi-Fiが飛んでいない緊急時」、あるいは「週に1〜2回、カフェで1時間くらい作業する時」などの一時的な利用に一番向いています。
テザリングで料金はかかる?キャリア別の注意点
「テザリングって使ったらお金かかるの?」という疑問を持つ方も多いですよね。これは契約している携帯会社(キャリア)やプランによって違います。
主要キャリアのテザリング料金の目安
- NTTドコモ:基本的に申し込み不要・追加料金なしで使えます。無制限プランの「eximo」などを契約していれば、たっぷりテザリングできます。
- au:プランによっては事前の申し込みが必要だったり、月額550円などの追加オプション料金がかかる場合があります。(※一部の古いプランなど。最新の無制限プランは無料のことが多いです)
- ソフトバンク:こちらもauと同様、プランによっては事前の申し込みや月額550円のオプション料金が必要です。
- 楽天モバイル:申し込み不要・追加料金なしで利用可能です。データ無制限プランの強みを活かしてガンガン使えるのが魅力ですね。
※料金プランや条件は各社頻繁に変更されるため、正確な最新情報は必ずご自身の契約しているキャリアの公式サイトやマイページで確認してくださいね。
ギガ不足に陥らないための対策
テザリングを使う時は、キャリアのアプリで「今どれくらいギガを使っているか」をこまめにチェックする癖をつけるのがおすすめです。また、テザリング中はPCでの動画視聴やOSの大型アップデートは避けるのが無難です。
その他スマホのテザリングを早くする方法

楽天モバイルなどのスマホでテザリングするには?
ここからは、iPhone以外のAndroidスマホや、無制限で人気の楽天モバイルでテザリングを使う方法を解説しますね。
Androidスマホ(楽天モバイル等)の場合の設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」もしくは「接続」をタップ(※機種によって名前が少し違います)
- 「アクセスポイントとテザリング」または「モバイルホットスポット」を選択してオンにする
楽天モバイルの「Rakuten 最強プラン」などを契約しているなら、データ容量を気にせず無料でテザリングできるので非常に強力な武器になります。
Android(楽天モバイル等)のテザリングを早くする方法は?
基本的にはiPhoneと同じ対策が有効ですが、Androidならではのチェックポイントもあります。
周波数帯(2.4GHzと5GHz)を使い分ける
Androidスマホの多くは、テザリングの設定画面で「Wi-Fiの帯域(周波数帯)」を選べます。
・2.4GHz帯:障害物に強いけど、電子レンジや他のWi-Fiと干渉して遅くなりやすい。
・5GHz帯:障害物には弱いけど、電波干渉が少なくて圧倒的にスピードが出やすい。
基本的には「5GHz帯」に設定し、スマホとPCを近い距離に置くのが一番早くなるコツです。
不要な接続を切る&バックグラウンドアプリを終了する
タブレットや別のスマホなど、今は使っていない機器まで繋がっていませんか?繋ぐ台数が増えるほど速度は落ちるので、PC1台だけに絞りましょう。また、スマホの裏で動いているアプリを全て終了させるのも効果的です。
スマホを再起動する
Androidスマホは長く起動しっぱなしだと動作がもっさりしてくることがあります。テザリングが遅いと感じたら、迷わず再起動してみてください。
Android(楽天モバイル等)のテザリングがすぐ切れる問題を解消するには?
途切れてしまう時の対策も、いくつかポイントがあります。
スリープ設定(省電力設定)を見直す
これがAndroidで一番多い原因です。スマホの画面が消えてスリープ状態になると、バッテリーを節約するために勝手にテザリングを切断してしまう設定になっていることがあります。設定画面の「バッテリー」や「テザリング」の項目から、スリープ時でも接続を維持するように変更してみてください。
モバイルバッテリーを繋ぎながら使う
テザリングでスマホのバッテリーが極端に減ると、スマホ自体がパワーダウンして通信が不安定になることがあります。長時間使うなら充電しながらが安心ですね。
ネットワーク設定のリセットとOSアップデート
どうしても直らない場合は、Androidの「設定」から「システム」>「リセットオプション」へと進み、Wi-FiやBluetoothの設定をリセットしてみてください。また、本体のシステムアップデートが溜まっていないかも確認しましょう。
PS4のテザリングを早くする方法

そもそもPS4でテザリングするには?
「家のネット回線が調子悪いから、スマホの電波でPS4をオンラインにしたい!」という時もありますよね。設定はとても簡単です。
スマホ側(iPhone・Android)でテザリングをオンにしてパスワードを表示させた状態にしてから、PS4側で以下の操作をします。
- PS4のホーム画面から「設定」を選ぶ
- 「ネットワーク」>「インターネット接続を設定する」を選択
- 「Wi-Fiを使う」を選び、画面に出てきたあなたのスマホの名前を選択
- スマホ画面に表示されているパスワードを入力すれば接続完了!
PS4でのテザリングが遅い・ラグい状態を解消するには?
PS4をテザリングで繋いだ時の一番の敵は「ラグ(通信の遅れ)」ですよね。対戦ゲームでカクカクすると本当にストレスが溜まります。少しでも快適にするための裏ワザを紹介します。
PS4の近くにスマホを置き、5GHz帯を使う
PS4本体とスマホの間に障害物がないようにし、可能ならAndroid側の設定などで5GHz帯を選びましょう。
MTU値とDNS設定をイジってみる(少し上級者向け)
PS4のネットワーク設定を「かんたん」ではなく「カスタム」で進めると、MTUやDNSという数値を手動で設定できます。
・DNS設定:プライマリを「8.8.8.8」、セカンダリを「8.8.4.4」(GoogleのパブリックDNS)などに変更すると、ページを読み込むスピードが上がることがあります。
・MTU値:使っているキャリアによって最適な数値が変わりますが、基本的には自動のままでOK。どうにも遅い時だけ調べて数値を変更してみてください。
PS4のテザリングがすぐ切れる問題を解消するには?
ゲーム以外の通信を完全にシャットアウトする
スマホ側でLINEの通知が来たり、裏でアプリの自動アップデートが始まったりすると、一気に通信が奪われてPS4の接続が切れる原因になります。ゲーム中はスマホをあまり触らず、バックグラウンドアプリも消しておきましょう。
【要注意】ゲーム機でのテザリングは限界があるかも…
ここでお伝えしておかなければいけない残酷な現実があります。PS4のようなゲーム機は、数十ギガバイトもの大容量アップデートが頻繁に入ります。テザリングでこれをダウンロードすると、あっという間にスマホのデータ通信量の上限に達してしまい、スマホ自体が速度制限で使い物にならなくなる危険性が高いです。
オンラインゲームを快適にプレイするなら、正直なところテザリングは「その場しのぎ」だと思っておいた方が良いかもしれません。
【限界を感じたら】テザリングの遅さ・ギガ不足から解放されるおすすめの方法
ここまで、なんとかスマホのテザリングを早くするための設定をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「全部試したけど、やっぱり劇的に早くはならない…」
「スマホのバッテリーがすぐ熱くなるし、劣化が心配…」
「毎月月末になるとギガ不足で速度制限になって辛い…」
もしあなたが今こう感じているなら、スマホのテザリングに頼るのをやめて、専用のモバイルWi-Fi(ルーター)を持つのが一番の解決策かなと思います。
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総括:テザリングを早くする方法、すぐ切れる問題解消などについての本記事まとめ

お疲れ様でした!最後に、本記事で解説したiPhone、その他スマホ、PS4でのテザリング設定や改善方法のおさらいをしておきましょう。
iPhoneのテザリングを早くする方法
- iPhoneのテザリング設定の基本
- 設定アプリから「インターネット共有」をオンにする
- Wi-Fi、Bluetooth、USB(有線)から状況に合わせて選ぶ
- 遅い・低速状態を解消するコツ
- デバイス同士を近づけ、「互換性を優先」をオフにして5GHz帯を活用する
- 不要なアプリを閉じ、可能ならUSBケーブルで繋ぐのが最強
- 省データモードをオフにし、困ったらiPhoneを再起動
- すぐ切れる不安定さを解消するコツ
- 接続台数(最大5台まで)を守る
- ネットワーク設定のリセットや、iOSのアップデートを行う
- 電子レンジなどの電波干渉を避け、Instant Hotspotも活用する
その他スマホ(楽天モバイル等)のテザリングを早くする方法
- Androidスマホでのテザリングの基本
- 設定アプリの「ネットワークとインターネット」からオンにする
- 楽天モバイルならデータ無制限を活かしてガンガン使える
- 早くする&切れないためのコツ
- 2.4GHz帯と5GHz帯を環境に合わせて切り替える
- スマホがスリープ状態になっても切断されないように設定を見直す
- バッテリー消耗が激しいのでモバイルバッテリーを併用する
PS4のテザリングを早くする方法
- PS4でのテザリング活用法
- スマホ側でテザリングをオンにし、PS4の「ネットワーク」からWi-Fiに繋ぐ
- ラグや切断を防ぐコツ
- スマホをPS4に近づけ、ゲーム以外の通信(アプリの更新など)を止める
- どうしても遅い場合はMTU値やDNS設定を手動で変更してみる
- ※ゲームの大型アップデートをテザリングで行うとギガ不足になりやすいので要注意
テザリングは、緊急時やちょっとした外出先でサクッとネットに繋ぎたい時に非常に便利なツールです。今回紹介した設定やちょっとした工夫で、通信の速度と安定性はグッと引き上げることができます。
それでも「スマホのバッテリーの劣化が心配」「毎月のギガ制限にビクビクしたくない」「もっと快適な速度で仕事やゲームに集中したい」と感じたら、無理にテザリングで頑張らずにWiMAXなどのモバイルWi-Fiを検討してみてくださいね。
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